★★ケアレス★★

私の仕事は、月末月初が大忙しである。


特に、９月末は決算前なので、
超忙しい、猫の手も借りたい気分である。
（猫も、手を貸してくれない？！）


その波が、
やっと静まりかけたころ、


それ以上のものがこちらに向かってきた。


営業からの、一本の電話。


○○○電機さんに、２、３日前に
ファクス送信しましたか？


「はぁ～、お前が送信しろ、ていっただろ？」


と思いながら、


「送信しときましたよ」


何番に送信したか、分かります？


「なんだぁ、そんなのわざわざ聞いてくるなよ」


と思いながら、


「手帳を見ながら、送信したので、わからないよ」


といったら、



「ファックス機を調べたら、わかるでしょ」



と、突然、低い声で、言ってきた。



何を言っているか分からなかったので



「はぁ～？
　なにいってんの？
　普通、そんなことしないでしょ、どうして？」


と、聞くと



営業は


「局番１桁違うところに送信されて、
　そこの人（店）が激怒している」


という。


よくよく聞いてみると、



それは一度や二度ではないらしい？！





やっと、息をついて、穏やかな気持ちになったころ




更に強い突風が吹きあれ、
海に突き落とされ、
沈没した。



気分になった・・・・。



その数時間後、


営業があやまりの電話をいれてくれ、


そこの人の怒りの波も過ぎさり

いつもの穏やかな

波になっていたようだ。





電話なら、間違電話は、すぐわかる。


ファックスは


もし、もし、◎◎さまですか？


いえ、違いますよ。


って言ってくれない。

（お願いだから、言って！
　違ってたら、
　着信拒否して！）



ダイレクトに送信されてしまうから




ホント、恐いわ～？！




たった、一桁の間違えで、


大事件になる。


恐ろしいことである・・・。




ちなみに
そこは、新潟の料理屋らしく



営業に


そこへ、お詫びに、食事に行こう！


と、提案したら、


「そんな遠くにはいけません。」


と、にやり、と笑いながら、



立ち去っていった。



何はともあれ、反省あるのみだ。


（そこの料理屋に食べに行く前に
　営業に恩返しなきゃな～）